二日目
10/4 二日目である。
とんさん、昨夜は寝付くのに、26時前くらいまで粘った。なので今朝は眠い……
ツマと小学生たちを送り出してから、とんさんの横で仮眠を取る。
・・・あっ、今日は生活クラブの注文品が届く日だ。小一時間で起きた。
その直後にピンポン。本日の宅配の兄ちゃんは、細身で長身、インテリメガネを装備したナイスガイだ。柔らかな物腰の裏側に、不思議なチカラの片鱗を感じる。
きっとオフの日には別の顔があって、あやかし集う店で不思議な事件を解決したり、常人には見えない使い魔と一緒に並行世界の平和を守っているに違いない。
などと勝手な妄想を広げながら、起き抜けの寝癖頭で注文品を受け取る。
(とりあえず忘れないうちにメモしておこう)
そのあとは、とんさん予防接種の電話予約。(近所にクリニックができたのだ。すんなり予約できた)
予防接種については、長男のひーさんのときにいろいろとあったこともあり、常にモヤモヤに絡み付かれながら付き合っている感じである。そのうち何かしら書くかもしれない。
今晩の献立も一応決めた。
今日は14時45分から、小学生たちの前期末懇談会である。
前回参加した1年生の学級懇談会では、父親は自分だけだった。今日はどうかな……。
保育園ママたちとは「同業他社」的な気の置けない関係だが、あまり顔を合わせる機会のない小学校ママとは、まだ会話を上手く探せない感じである。(共通項を見つけるのが至難の技だと思う)
育休二日目。ようやく実感が湧いてきたかな。
職場では男性社員として初の半年間育休を取らせてもらった。
取った、ではなく、取らせてもらった。
いくら自分が普段から鈍感力を発揮していようとも、ここまで辿り着く過程を振り返ってみると、こう感じないわけにはいかない。
早いとこ、取らせてもらった、ではなく、取った。が普通になればいいと思う。
まだまだ道のりは長いだろうけれど、取れるなんて思いもしなかった、に比べれば大きな前進である。千里の道も一歩から。
先日ツマに「解放感ない?」と訊かれた。
9/30は、仕事の引き継ぎと挨拶回りで1日が終わった。すっきり、とはいえない幕切れだったけど、実際育休に入ってみると、これまで感じた事のない解放感がある。
仕事の性質上、長期間で取り組む案件が多いし、夜間に電話がかかってくることもある。ある意味でずっと、意識の何割かを取られている感じだった。
ひとまずそこに区切りをつけて、育児や家事、家庭と家族に向き合えるというのは、なんともいえない喜びがある。大事に過ごしたいと心から思う。
<おまけ>
ひーさん(小学1年・長男)が描いた絵。迷路らしい。なにかしらの執念を感じる……。ちなみに自分でもゴールに辿り着けないらしい。
ていうか途中から、スタートもゴールも書いてないやん。
未来人がこれを遺構から発掘したとき、どのような解釈を与えるか非常に興味深いところである
あと「4ばんめ」はスライム、スライムだよね。
(所要時間:とんさん泣き泣きにより、50分)