美容室で髪染めるときに読むのは……?

週末、美容室に行ってきた。

育休の話題から、「やっぱ何が大変って、毎日の献立考えるのが想像以上に難しくて……」なんて話していた。

 

髪を染めるとき、雑誌を出してくれる。

いつもは「男性ファッション誌」とか「大人の週末グルメ〜」とかなのに

今回は「オレ◯ジページ」や、その付録の「作り置きおかず100選」みたいなのを置いてくれた。

 

なにげなくパラパラと見てみたら……、なにコレ、面白い!

いや、面白いっていうか、お役立ち感スゴイ

 

もともと、料理はしないわけではなかった。だからこの手の雑誌やらを見ることもあった。でも、なぜか頭に入ってこなかった。

しかし、今は違う。

毎日の献立に悩む立場になると、こんなにも必死で情報を読み取り、そして覚えようとするんだな!

まさに脳が活性化する感じ。 

 

こういった本、今まで楽しさが分からなかった。

「どうせ今見ても、作るときには忘れてるし」「クッ◯パッドのほうが早いし、いつでも見れるし」とか思ってた。

 

私が間違っておりました。これは楽しい!

 

食い入るように見てしまう。そして、今まで全然覚えられなかったレシピを、軽々と暗記できた。

(実際、月曜と火曜の夕食は、暗記レシピを献立に入れ込んだ)

 

なんだかんだ言って、食の部分に関する当事者意識が不足していたのだな、と反省することしきりである。

 

この話をツマにしたところ、大いに共感された。 

いわく「自分の料理に飽きるやろ?

 

・・・それな!

 

ほんとにそう。

新しい味、自分では思いつかない味、これまでにない献立を、欲しているのだ。この舌が。胃袋が。この身体が。

 

レシピ本ばんざい!

 

(所要時間:20分)

PTAデビュー

先日初めて小学校のPTAに参加した。

(一年任期で、前期はツマが、後期は自分がバトンタッチ)

 

とんさんをエルゴでぶら下げて行ったのだが、男性は自分一人。

アウェー感半端なし。

これまで会社において、あらん限りの鈍感力を発揮してきたが、この場はまた少し違う。

すでにママ友コミュニティが出来上がっているところに、男ひとりで突撃して受け入れてもらうのはハードモードすぎる。

 

会議の進行も独特というか、

議長さんが喋っているのに、そこかしこで2、3人の小グループが会話をしている。

でも全体として、ちゃんと議長さんの話を聞いていて、さっと適切な意見を言ったりする。

これができない。一度隣のママさんが話かけてくれたが、議長さんの話を聞き逃しそうで、隣のママさんと上手く会話できなかった。

これはやはり、女性はマルチタスク脳で、男性はシングルタスク脳だとか、どこかで聞いたことがあるヤツだろうか。

 

唯一、発言のチャンスがあったので、意を決して発言したところ、

全員が一斉にバッとこちらを向いて「ヒッ」ってなった。

発言自体は大したことなかったのに、なぜか満場の拍手を受けて「さすが」とか持ち上げて頂く始末。

「あぁ、皆さんにも気を遣わせてしまっていたのですな」と思った瞬間でしたとさ。

 

会議後、数人のママさんが話しかけてくれました。

前期のうちにツマが「後半はダンナが来るかもしれない」的なことを言って、種まきしておいてくれたおかげでした。感謝。

 

(所要時間:20分)

すいみんぶそく

このところ、とんさんが寝るのは25時前後。(さらに寝たあと1時間以内に高確率で1度泣いて起きる)

 

先週もそうだったが、週も半ばを過ぎると、次第に睡眠不足が積み重なり、疲労が蓄積してくる。

(つまりは日中の原稿の進みが極めて遅くなる。集中力が著しく下がる)

 

今日は昼のミルクを終えて、自分も食事をしたあと、力尽きてとんさんの隣で寝ていた。

気付いたときには、ひーさんが5時間授業を終えて帰ってきた。

「あれっ、さっき行ったばかりなのにもう帰ってきたの?」というのが正直な感想。

6時間も経ったなんて信じられない……。5行しか書けてないとか、軽く絶望である。

 

昨日、予防接種のために病院に行って思ったこと。

平日日中の小児科、やはり父の姿は少ない。昨日あの時間、あの場所に関しては、自分ひとりしかいなかった。

 

いろいろと、思い出してみよう。

9年前、ツマが第1子あーさんを妊娠中に、初めて参加した両親学級

父親の姿は数人程度だったと記憶している。(最近はもっと多い気がする)

 

保育園時代、朝は父親の姿が比較的多かった。夕方のお迎えは、8割くらいが母親で、父の姿は少なかった。

 

小学校に入ると、入学式や運動会などのイベントでは父の姿は多い。「おやじの会」なんてのも組織され活動している。

けれど、入学説明会、学級・学年懇談会となると、父の姿はぐっと減る。学級懇談会は3回ほど参加したが、父親と会ったことはない。

父親が少ないものは、どれも平日日中のイベントである。(じゃあ土日にやればいいというものでもないだろう)

仕事を休めない? そもそも父親が参加することを想定していない? どちらが先かはともかく、今の状況がこうである以上、そこから外れる行動を取ってみると、見えないものが見えてくる。変わらないと思っていたものが変わり始める。これは確かである。

 

解決編ではない。考えてみることに意味があるのだと思う。

考えていると、時折行動が伴うことがある。そうすると僅かだが何かが変わる。

考えなければ、なかなか行動まで行き着かない。行動なくして、物事はなかなか変わらない。

これもきっと、確かだろうと思う。

 

平日の真昼間にとんさんをエルゴでぶら下げて道を歩きながら、建築現場で休憩中の男性たちにじろじろ見られながら、ぼんやり考えた。

 

<おまけ>

 

ひーさん、外で時折、保育園時代の友だち(別々の小学校に進学)と会うらしい。

今日もその子と会った、と教えてくれた。

 

父「あいさつした?」

ひ「うん。『おはよう』って言ったよ」

父「そっか。じゃあ朝、会ったのね」

ひ「いや、帰りだよ。さっき会ったの」

父「?」

ひ「……あ、ちがった。『おはよう』じゃなくて、『よう』って言ったんだった」

 

「おはよう」と「よう」って、間違えるものだったんですね。

 

(所要時間:約35分)

シャレオツ収納目指して

今日はとんさんの予防接種だった。

ヒブと肺炎球菌の1回目を同時接種。

両腕に注射針を刺されても、ひと泣きもしないとんさん。お利口である。

 

日中原稿とにらめっこしていると、ついつい夕食の支度に取り掛かるのが遅れがちになる。

 

とんさんが起きてから……

小学生たちが帰ってきてから……

17時のチャイムが鳴ったら……

 

と、どんどん後回しになってしまう。これはよくない。

小学生は帰ってくるなり、大人の計画や予定などお構いなしにイレギュラな事案を持ち込んでくるからだ。

 

今日は帰ってくるなり、ひーさんが泣いていた。

学校で作ったヤジロベー(竹串とどんぐりでできている)を、帰ってくる道すがら、あーさんに貸していたら、重しのどんぐりが落ちてしまい、側溝の金属網の下に入って取れなくなってしまったのだという。

どうにも騒ぎが収まらないため、家にあったどんぐりで修理することに。

料理するはずが、どうして父はどんぐりに穴を開けているのだろう、と思う。

基本的に、こういうことばかりである。

 

明日はあーさんの遠足のち、

あーさんとひーさんのピアノのち

ひーさんの体操教室の日である。

先週は編集部に打ち合わせに行かせてもらったので、体操教室は今回が初見学となる。ちょっと楽しみ。

 

<おまけ>

 

小学生がふたりもいれば、家のインテリアを保つことは難しい。まず無理だ。

それでも父は抵抗する。彼らの机の上が綺麗にならないかという淡い期待とともに、例えば無印良品で、こういうのを買ってみる。↓

 

www.muji.net

 

これできっと、散らかりがちな小学生の机も少しはスッキリとするかもしれない。

 

……しかし、現実はこうである。(ひーさんの机)↓

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ドラえもん仮面ライダーゴーストね! 統一感とか関係ないよね!

シール本体はともかく、シールの枠って普通捨てるよね!

それも貼っちゃうんだ。 ふぅん! へぇ〜!

しかも、引き出しを抜いて上に積んであるよね!

収納場所増えちゃう裏ワザかな!?

 

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靴下か〜! そうか靴下入れちゃうか〜!

もちろん、かたっぽだけだよね!

 

(所要時間:約30分)

このブログは備忘録である

「三日坊主にならないように」という決意はあれど、ついつい原稿とプロットを優先させてしまう……

 

育休最初の一週間は、あっという間に過ぎた。

・小学生たちの習い事送迎

・小学校の前期末懇談会

・とんさん予防接種

・金曜は小学生らの秋休み

・翌春からとんさんがお世話になる保育園に挨拶(&書類もらいに行く)

など、盛りだくさんだった。

 

加えて木曜日は急遽、AMW編集部に打ち合わせに行くことになり

とんさんを連れていくわけにもいかず、ツマに早退してもらうことに。

(迷惑かけました)

 

初めて迎えた週末、家に大人がいるって素晴らしい! この安心感!

 

一週間まわしてみて思ったことは、やはり・・・

毎日の献立を考えるのが大変

に尽きる。

 

・一汁三菜

・とりあえず持ち越しは考えずにその日に消費する分だけ作ってみる

・和洋中の混在には目をつぶる

・週に一回は魚の日を作る

 

などを自分ルールとしてみたが、食材とレパートリーが上手く結びつけられずに難儀することも。

水曜日はたんぱく質だらけになってしまったし、やはり献立は奥が深い。

これまでのツマの仕事状況によっては、ある程度の期間夕食を作るということはあったが、食材管理から含めてやると、その大変さがよく分かる。

これまで食材注文をツマに任せっきりになっていたことを反省した。

やはり、やってみないと分からないというヤツである。

 

あと、平日はアルコールを飲む気にならない、というのが発見であった。

(土曜日に家族で行った居酒屋で飲んだビール&日本酒の美味かったこと!)

 

さて、原稿のほうは隙間時間を見つけて少しずつ進めている状況。

形になるとしてもまだ先だが、初の経験というのはやはり楽しいものである。

育休期間とともに、やるからには楽しんで取り組みたい。

 

そういえば、金曜の夜に校閲ガールのドラマを見ていたら、もろに角川第3本社ビルが出ていて「あっ昨日行ったところだ! 石原さとみがあのエレベーターに乗ってる!」ってテンションが上がったのであった。

受付のゲストカード入れのカゴとか、実物をそのまま使っているところに思わず笑ってしまった。

 

校閲ガール、面白いです。続きが楽しみだ。

 

<おまけ>

 

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とんさんのおしり。

左足にも蒙古斑がある!

 

(所要時間:小学生らの宿題を見ながら40分)

三日目

10/5 三日目が来た。

 

昨夜のとんさんは、24時半に寝てくれた。有り難いことである。

朝5 時前にふにふに泣いたようだが、またしても起きられず、気付いたときにはツマが授乳を終えたところだった。(すみません)

すぐ隣で寝てるのに、どうして気付けないのだろうか……。XY染色体やホルモンの違いのせいにしたくはないが、この歯痒さ、いかんともしがたい。

 

このところ大人たちの早起きに引っ張られて、小学生ふたりの起床時間も早まってきた気がする。良いことだが、その分早く寝て欲しいところだ。

 

さて今日は、とんさんの予防接種の日だ。

DPT-IPVいわゆる四種混合である。あーさんやひーさんの頃は三種混合だったのに、増えてる。

Hibや肺炎球菌も定期接種になったし、10月からはB型肝炎も定期接種になった。

正直な感覚として、増えすぎでない!? と思う。

母子手帳なんかに載っている予防接種スケジュールを見ると、その過密ぶりがよく分かる。

 

実は、長男のひーさん、1歳半の頃にADEM(急性散在性脳脊髄炎)になり長期入院した経験がある。

ちょうど発症前にポリオ(生ワクチン・2回目)を接種したこともあり、入院中に検査も受けた。結果は「因果関係は見受けられない」との事だったが、それ以降は予防接種に不安を感じずにいることは難しかった。今日でもそれは変わらない。

 

上の子のときは受けなかったのに、下の子にだけ受けさせるのだろうか、という葛藤も感じずにはいられない。

 

予防接種は個人免疫、集団免疫、の観点がある。受けるか受けないか、決めるのは親だが、その効能や副作用を被るのは親ではなく、言葉も話せない我が子だ。

親が各々の信念に基づいた判断をするしかないが、その決定が完全に個人の問題とされず、集団や地域社会全体での免疫と切り離せない性質を持って論じられるところに難しさがあると感じる。残念ながら明確な答えはなさそうだ。

 

言葉による意思疎通が取れない年齢で、ひーさんは突然ADEMになった。

下半身が動かなくなり、立ち上がれなくなった。

入院時、医師から「半身麻痺などの重篤な後遺症が出る可能性がある」と説明を受けて、頭が真っ白になった。耳が遠くなって手が震えたのを覚えている。

入院して点滴を繋ぎ、脳の炎症を抑えるためにステロイドを体内に注入した。

何度も何度も睡眠薬を飲んで、脳のMRIを撮った。脳波も取った。

しかし退院後になっても、脳のMRI画像から炎症だという所見は消えなかった。

薬で眠らされた小さな体がMRIの筐体に飲み込まれていくのを何度も見送った。

あのとき感じた数え切れない不安と、行き所の無い感情は、決して忘れることができない。

 

「子どもに予防接種を受けさせないのは虐待だ」という論調を目にする度、ひーさんの入院中に感じた、身体の芯が震えるような幾つもの不安がまざまざと思い出される。

そして、上の意見に賛成も反対もできないまま、心のどこかが痛む。この痛みは、説明して分かってもらえる類のものではないのだろうと思う。ある意味で、ひーさんのADEMはとても貴重な経験を親である自分に与えてくれたのだ。

 

さて今日は、とんさんの予防接種の日である。大事な大事な我が子を腕に抱えて、病院に連れてゆく。

 

<おまけ>

あーさん(小学3年)が好きな遊び、インテリアデザイン。

 

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ツッコミどころ満載だが、非常に秩序立っていて彼女の性格がよく現れている。

この家の住人たちは、どんな生活をしているのか気になるところだ。 

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露天風呂! 青空トイレ! なんて開放的なんです!?

 

(所要時間:内容が内容だけに約50分)

二日目

10/4 二日目である。

 

とんさん、昨夜は寝付くのに、26時前くらいまで粘った。なので今朝は眠い……

ツマと小学生たちを送り出してから、とんさんの横で仮眠を取る。

 

・・・あっ、今日は生活クラブの注文品が届く日だ。小一時間で起きた。

その直後にピンポン。本日の宅配の兄ちゃんは、細身で長身、インテリメガネを装備したナイスガイだ。柔らかな物腰の裏側に、不思議なチカラの片鱗を感じる。

きっとオフの日には別の顔があって、あやかし集う店で不思議な事件を解決したり、常人には見えない使い魔と一緒に並行世界の平和を守っているに違いない。

などと勝手な妄想を広げながら、起き抜けの寝癖頭で注文品を受け取る。

(とりあえず忘れないうちにメモしておこう)

 

そのあとは、とんさん予防接種の電話予約。(近所にクリニックができたのだ。すんなり予約できた)

予防接種については、長男のひーさんのときにいろいろとあったこともあり、常にモヤモヤに絡み付かれながら付き合っている感じである。そのうち何かしら書くかもしれない。

 

今晩の献立も一応決めた。

今日は14時45分から、小学生たちの前期末懇談会である。

前回参加した1年生の学級懇談会では、父親は自分だけだった。今日はどうかな……。

保育園ママたちとは「同業他社」的な気の置けない関係だが、あまり顔を合わせる機会のない小学校ママとは、まだ会話を上手く探せない感じである。(共通項を見つけるのが至難の技だと思う)

 

育休二日目。ようやく実感が湧いてきたかな。

職場では男性社員として初の半年間育休を取らせてもらった。

取った、ではなく、取らせてもらった

いくら自分が普段から鈍感力を発揮していようとも、ここまで辿り着く過程を振り返ってみると、こう感じないわけにはいかない。

早いとこ、取らせてもらった、ではなく、取った。が普通になればいいと思う。

まだまだ道のりは長いだろうけれど、取れるなんて思いもしなかった、に比べれば大きな前進である。千里の道も一歩から。

 

先日ツマに「解放感ない?」と訊かれた。

9/30は、仕事の引き継ぎと挨拶回りで1日が終わった。すっきり、とはいえない幕切れだったけど、実際育休に入ってみると、これまで感じた事のない解放感がある。

仕事の性質上、長期間で取り組む案件が多いし、夜間に電話がかかってくることもある。ある意味でずっと、意識の何割かを取られている感じだった。

ひとまずそこに区切りをつけて、育児や家事、家庭と家族に向き合えるというのは、なんともいえない喜びがある。大事に過ごしたいと心から思う。

 

<おまけ>

ひーさん(小学1年・長男)が描いた絵。迷路らしい。なにかしらの執念を感じる……。ちなみに自分でもゴールに辿り着けないらしい。

ていうか途中から、スタートもゴールも書いてないやん。

 

未来人がこれを遺構から発掘したとき、どのような解釈を与えるか非常に興味深いところである

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 あと「4ばんめ」はスライム、スライムだよね。

 

(所要時間:とんさん泣き泣きにより、50分)